さよなら妄想

現実と妄想の狭間で

ドラマのキムタクにモロ影響受けてきた一人の漢(おとこ)

昨日はスアレスが友人と夜間の紅葉イベントに行ってたので、帰ってくるまで自分の荷物を仕分けしていた。

着てない洋服、履いてない靴、最近見てない雑誌や漫画、ゲーム。

少し厳し目の天秤にかけては「要らないな」と独り言を呟きながら不要品をまとめる地味な作業。

ついでに押し入れの整理もしていると、中からアルバムを発見。
開いてみると、木村拓哉(以下キムタク)を目指している友人(以下Y君)の写真も数枚見つかる。

キムタクに

Y君とは中学〜高校までの6年間を一緒に過ごし、成人以降は地元の飲み会もしくは地元友人が結婚した際などに会う仲。
イケメンではないが不細工でもなく、性格も温和。

そんなY君は口にこそしなかったものの、明らかにキムタクを真似していた。
特にドラマで受けた影響は計り知れない。

ロングバケーション 

このドラマが放送された時は中学3年生。

Y君は密かにピアノを練習し、ドラマ内で何度も流れていたこの曲を演奏するまでに成長した。 

Close to You~セナのピアノII (ロングバケーション)

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音楽の授業が始まる前には演奏し、女子からは「Y君スゴ~イ」と一時期チヤホヤされる。

しかし、一ヶ月も過ぎると皆慣れてしまい「ちょっと静かにしてもらっていい?」と言われる始末。。。

ロングバケーション [DVD]

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ラブジェネレーション

高校生になるとY君は髪を伸ばしてピアスをつけ、日焼けサロンにも通った。

丘サーファーにしか見えなかったが、進み始めた「キムタク化」は止まらず。

このドラマの第1話で、松たか子がキムタクの長髪を切るシーンがあり、放送後はクラス内でY君も切るかどうか盛り上がってた。

結果は。。。切らなかった。
Y君曰く「好きで伸ばしているからね」と。

しかし、ドラマ終了して年明けの始業式・・・
ご自慢の長髪をバッサリと切ったY君の姿がそこにはあった。

[ちょっとうざくなっちゃって](テヘペロ)
よく見るとキムタク同様にパーマを当てていて、毛先がピョンピョン跳ねていた。

恐らくキムタクの写真か雑誌を美容室へ持って行き「こんな感じにしてください」とオーダーしたのだろうが、パーマの当てる時間を間違えたようで、一ヶ月後にY君のアダ名は「まる子のお母さん」となる。 

幸せな結末

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ビューティフルライフ

高校卒業を控えた1月〜3月までに放送されたドラマ。

Y君は大学へ進むことが決まっていたものの、なぜか「美容師も悪くないな」と葛藤し始める。

同時にバイクにも興味出てきたようで、皆が車の免許取得に時間を割く中、唯一中型免許を取得。
結果購入したのは中古のスクーター・・・

この頃はパーマとロン毛がミックスされて「バッハ」と名付けられていた。 

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HERO

大学1年の頃に放送されたドラマで、この頃は学校も違うため頻繁に会うことはなかったが、駅のホームで見かけた際、Y君はキムタクが着用していたような茶色のダウンジャケットを着ていた。
※本物はAPEで10万円超えするから厳しいようで、実際にはかなりの安物だっと後に判明。

勿論メールの語尾には「ヨロシコ」
彼が大学内でどう思われてたかは知る由もない。

プライド

このドラマ放送時にY君の家に遊びに行くと、当然如くこの曲が流れていた。 

I Was Born To Love You

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この頃からY君は禁煙し、チュッパチャップスで口の寂しさを紛らわすように。
ドラマ内でキムタクが飴を舐めていたけど・・・まさか。。。ねぇ? 

プライド DVD-BOX

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エンジン

新卒で入社した会社を自己都合で1年も持たずに辞めたことと、ドラマのキムタクの境遇に何かを感じたのか、事あるごとに「このままじゃ終われねえよ」と意気込む日々。

パーマをかけ続けた髪の毛は次第にゴワゴワ感が酷くなり、アダ名は「ラモス瑠偉」へ。

月の恋人

時が経ち2010年。

既に“視聴率男”ではなくなっていたものの、キムタクはキムタクでY君はY君。
図ったように彼の愛車からはこの曲が流れるように。 

LOVE RAIN ~恋の雨~

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Y君は、このドラマにおけるキムタクのポジションと自分をなぜかダブらせて共感していた。

「あるある笑」と。
本当は「ない」よね?

HERO2

あの伝説のヒーローが帰って来た。

HEROのセカンドシーズンは昨年の夏に放送され、最近のドラマにしては健闘した数字を残した模様。

放送後の年末に地元の飲み会があり、久久にY君と再会したが、彼は遂にAPEのダウンジャケットを手に入れていた。 

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髪型は相変わらずバッハとラモス瑠偉を足して2で割った感じだけど、もう彼は「キムタク」だ。
パクってるなんて言葉はそこには不要で、もう賞賛しかない。

「似合ってるね」
と伝えると

「安モンだよ笑」
と謙遜する余裕まで見せてくれた。

 

帰り際、Y君が得意気にご自慢のダウンジャケットを着ると


HERO OPテーマソング.wmv - YouTube

この音が流れている気がした。 いや、彼の中で流れてたと信じたい。

キムタクの影響力

今の若い子は分からないだろうが、約15年前ぐらいにキムタクが世のボーイズに与えた影響力は凄かった。

ロン毛にしていた男は江口洋介ではなくキムタクの影響だし、キムタクがドラマで着用、使用していたものも金額関係なく売れた。

今でもヤフオクで高値で売られてるものもある。

演技がワンパターン

背が小さい

こんな批判をする人もいるが、言えば言うだけ虚しいだけ。 

Y君はキムタク影響され世代の先頭集団を走る中にいて、きっと今もいる。

もし、街でAPEのダウンジャケットをかっこ良く着こなしているバッハとラモス瑠偉を足して2で割った人を見かけても「ちょ、まてよ!」とは言わずにそっとしておいて。

彼にはこれからも気持よく「キムタク」でいてもらいたい。