さよなら妄想

現実と妄想の狭間で

これからWeb系でフリーランスになろうとしている人に注意していただきたいこと

私はどうやら女子力という言葉を都合よく捉えていたようだ。可愛い、癒やし、フェロモン、肛門。。。全てをオブラートに包んでくれるこれらの言葉に甘えていたとも言うべきか。 

 

この世界で美人とブスで社会から受ける恩威が同等であると言えば偽善者になってしまう。映画、ドラマ、CMで活躍する人の多くは「可愛い」もしくは「美人」だし、企業の広報なども顔面偏差値レベルの高い女性がピックされやすい。企業の面接で美人とブスの二者択一になれば選ばれるの美人が多いし、入社してからも暇を持て余した肉ボーイズツーメンから裏のある「優しさ」を受けることが出来るし、取締役の締りの悪い社会の窓さえ動かす力だって持つ。

 

一方でブスはもっと現実的だ。高価なランジェリーを身にまとった所で目にするのは洗濯するオカンぐらいだし、香水を付けても「臭い」となり、飲み会で「気の利くポジショ取り」をしても都合のいい女で終わってしまう。一年に一度のチャンスであるバレンタインデーだって義理チョコに変わってしまう可能性だってあるから、頼みの綱は電マや電動歯ブラシ、、、言い過ぎた。すいません。

 

なぜこんな長々と美人論・ブス論を語っているのかといえば、6月まで会社のアルバイトをしていた鎌田さん(仮名:露出狂)が、最近私の取引先を奪っているという風の噂を知人から聞いたから。時の流れとは残酷で、少しのことで今までの関係なんてブツ切りとなる。私は真意を尋ねるため、鎌田さんと話し合うことになった。

 

約束の場所に現れた蒲田さんは腕に高級そうな時計、少しキツメの香水と確実にケバい女へと変身していた。それもそのはずで、鎌田さんは会社を立ち上げと同時にパトロン探しの為、高級キャバに潜り込んでいるのだ。パトロン探しは順調のようで、立ち上げ当初より資本金が5倍以上になっていることがなによりの証。面倒なのでストレートに聞いてみた。

『鎌田さん◯◯社の案件受けてるでしょ?』

すると、

『はい、社長さんから直接お願いされたので渋々ですけど(笑)』

???

社長から直接というのはおかしな話だ。その企業は社員が100名以上いる会社で、私も今まで社長には会ってない。それなのに、なぜ社長から直で?『お店の常連さんなんですよーアハハ』そら勝てないわ。怖いのは本人が「奪っている」という意識がないことか。

 

後日初めて鎌田さんのオフィスへ伺った。鎌田さんの会社が行うWeb制作の精鋭部隊がどんなもんか単純に興味があったからだが、行ってみて驚いた。中で働く女性が全員キャバ嬢だったのだ。。。なぜ知っているのかといえば、鎌田さんのキャバクラへ一度挨拶を兼ねて“仕事”で行ったから。仕事でね。仕事でね。

ホワイトボードには案件がびっしり書き込まれ、中には有名な企業名もチラホラ。鎌田さんと他4名のスタッフでお店のお客さん(社長さん)経由で太い仕事を請け負っているようだ。相手は女子力という強力な武器を持つ軍団なので、こちらに勝つ見込みはない。

 

強がりを言うのであれば、元々鎌田さんには得意先を紹介しようとしていた。私自身色々と案件を抱えるうちにWeb制作の案件が重荷になっていたこともあるし、そろそろ引き時かな?とも考えていたところ。しかし、実際には奪われた。ワンピースの黒ひげ海賊団が能力者刈りを行うように、他の得意先もゲッチューしているのだろう。ここまでくると天晴という言葉しか思い浮かばない。いっそのことザーメンも奪ってくれれば悔いはないんだけど…

これからWeb系で一旗揚げようとする君へ

これからWeb制作で一旗揚げようと考えている人には注意して頂きたい。女子力高めの精鋭5人に気をつけろと。。。もし、あなたの近くで心と仕事を一度に奪い去られていくフリーランスを見かけたらご相談を。

 

女子力。それは時に悪魔のような力を発揮する。しかし、私は鎌田さんの秘密を知っている。その秘密が公にならないよう、遠くから不敵な笑みで見守りたい。どういう秘密かは言えやしないが。

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