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さよなら妄想

現実と妄想の狭間で

離婚問題まで発展する程の収集癖を持つ隣の旦那さんの宝を売ってみた

隣人って大事だなと思った話です。

隣に住む夫婦とは普段から仲良くさせてもらっていて、どちらかが遠出をすれば隣分のお土産まで買ってくるような間柄。

境遇も似ていて、子供はなしで犬が子供代わり。

日曜などは庭で妻同士が数十分話ことも多々ある。

 

我が家と異なるのは、あまりにも喧嘩の数が多いということ。

理由は旦那さんのDVD収集癖。まるで数年前の自分を見ているようだが、旦那さんの収集レベルは私を遥かに超えているみたい。。。

自身のクローゼットでだけでは足りず、床下収納、最近では下駄箱にまで進出中という鬼畜ぶり。

 

蓄積される度に奥さんの怒りはマックスに達し、月一のペースで激しい口論が繰り広げられて、最後は『じゃあ、もう離婚だよ!!』という怒号を聞くのは今年だけでも5回以上。

奥さんの証言通りならば、120%旦那さんが悪い。

さすがの私も旦那さんの味方にはなれない。

ただ、普段仲良くさせてもらっているので、お隣さんも仲良く生活してもらいたいもの。心配した妻が『何かあれば言って』という助言を聞いて、後日隣の奥さんが我が家を尋ねた。

 

特に予定のない日曜の昼過ぎ、我が家のチャイムが鳴った。

インターホン横のディスプレイを見ると、紙袋を持って立つ隣の奥さん。

中身は直ぐに想像できた。。。

隣の旦那は休日出勤で不在中ということもあり、チャンスと踏んで訪ねたきたようだ。

ガチャ。『こんにちはー』と奥さん。

すると、持っていた紙袋を少し広げ『これ貰って頂けますか?捨てても良いので。。。』

私『奥さんが捨てればいいんじゃないですか?』と。

すると『隣の旦那さんがどうしても見たいって言えば主人も納得するので・・・』おいおい。

そんな理由で納得する奴がどこにいるんだよ。ね?と横を見ると、妻が激しく同意を意味する首縦振りしていた。

なぜ隣の旦那さんの収集品を私が処分しなければならないのだろうか?

しかし、この流れで断ることができず、DVDという名のババ抜きゲームに巻き込まれてしまった。

 

とりあえず受け取ったものの、その数は100枚以上。

直ぐに捨てるのも量が量なので、『分割して捨てようか?』に対し、妻は『売っちゃえば?』とまさかの腹黒作戦。

しかし、妻の厳重な節制においてせどりで得る報酬は魅力的に映った。なので反論せずにamazonへの出品作業が始めた。

 

翌週の日曜日、洗濯物を干していると、隣の旦那さんが出てきた。

旦那さんと言っても、私より一回り上の性格良さそうな坊主のおっさん。

小声で『妻から聞いたよ〜アソーさんも好きですねーイッヒッヒ。飽きたら捨てていいので楽しんでね♪』鬼畜だ。

 

旦那さんは知らない。

今あなたのDVDはamazonに出品されていることを。

そして、その稼いだ金額で、我が家は普段行けないような少し高い焼肉店へ行こうとしていることを。

 

注文は順調に入り、1日に2、3枚は売れるペースを維持。

そして、半分以上が売れた後に思わぬ人から注文が入った。それはなんと!隣の旦那さん。。。推測だが、所有しているDVDは相当な数。

我が家に持ってきたのは氷山の一角に過ぎない。なので旦那さんは忘れしまっている。

なので、私はメールをしてみた。

隣人にamazon経由で連絡を取るというのは不思議な感覚だ。

10分ほど経過して返答がきた。

『あっ!出品者だったんですね(笑)到着お待ちしております!』鬼畜だ。。。

私の想像の上を行っていた。

過去に一度自分が見た作品であることを忘れていたのではなく、普通に私が出品していると捉えたらしい。少し躊躇はあったが、面倒なのでそのまま発送した。

 

まいど。

 

多少の罪悪感と面白さが混じった今回のせどりで結果的に5万円オーバーの利益を生み出すことに成功。

お小遣いが少ない私にとっては恵みのDVD。

しかし、金額を把握していた妻より振込命令が届き、あえなく5万円は手元からは離れた。

 

数日後、せどりで得た収益は少し高めの焼肉屋で美味しくご馳走させて頂いた。

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普段は食べることが出来ないレベルの肉に歓喜。

やっぱりお隣さんは大事にしないとね。