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さよなら妄想

現実と妄想の狭間で

出会い目的の参加ではなく、思い出を訪ねて料理教室へ行った。

以前こんな記事を書きました。 

aso.hatenablog.com

Googleから流入が多いこの記事。

ざっくりと言えば、料理教室で出会いなんて探しても無駄ですよという男性への警鐘。

しかし、この記事を書いた3ヶ月後に、まさか自分が料理教室へ行くなんて。。。 

 

『急遽予約が空いちゃったから来て欲しい』

高校時代の同級生カトーさんからの誘いがあったのが、先週の金曜。

カトーさんは、料理の専門学校を卒業し、8年間ホテルやレストランで修行を積んだ敏腕シェフ。

目鼻立ちがシュッとした美人ながら、話しやすい雰囲気で学生時代から常にチヤホヤされていた。そ

んなカトーさんも例に漏れず、20代後半で職場のワイルドなシェフに調理され、苗字も岡田さんに変わっていた。

そんな岡田さんからの連絡を受け、少しの迷いがあったものの、私と妻二人分を確保してくれたこと、料金無料ということで参加の意思を伝えた。

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料理教室本番

日曜の午後、岡田さんが管理する料理教室へ妻と二人で参加。

中に入ると、2グループに分かれていて、私は妻と別のグループ分けをされていた。

同国同士の対戦はなるべく避けるFIFAのようなジャッジだ。

よくやった岡田さん。

 

妻のグループは妻と同じ年ぐらいの女性が4名と妻で5名。

私のグループは私と30代後半らしき男性2名と、失礼ながら賞味期限間近だろう女性3名のグループとなった。

その日作るのは、蒸鶏とズッキーニのパスタ、ミネストローネ、マリネ、杏仁豆腐というイタリアン寄り?なコース。

私は杏仁豆腐担当になったのが、これがまず腑に落ちなかった。

『あの~初めてですよね?そうしたら、先生に聞いて杏仁豆腐作ってもらえますか?』性格悪そうな女性からの一言に、反撃するのも面倒なので『分かりました。』と杏仁豆腐よりも冷静な表情で返答した。

とは言いつつ、先生に教わるのって言っても。。。と作業に入らない私の元に先生が付いてくれた。

その人こそ、岡田さん(旧姓カトー)。

 

『相変わらずなんにも出来ないの?』とクスッと笑う岡田さん。

岡田さんとは高校時代の料理実習でも同じグループになっていて、当時も笑いながら私が作る物まで作ってくれていた。そんな優しい女性が苗字を変えて、また私の尻拭いをしているのか考えると、不思議と杏仁豆腐のような表情は溶け、ベッチョベチョのフルーチェのような優しい笑顔を取り戻すことが出来た。

 

旦那よ!カトーさんはお前だけのママじゃないぜ。

 

 

ふと、妻が気になり見て見ると、凄い楽しそうに料理を作っている。

こうした所でも自然に打ち解けることが出来るのが羨ましい。

 

杏仁豆腐はそこまで工程が必要なものではないらしく、私は岡田さんに色々と質問をしてみた。馴れ初め、休みの日はなにしているか?、プロポーズされるまでの期間、どういう所に住んでいるのか?などなど、再会が岡田さんの結婚式以来なので聞きたいことは山ほどあったが、全ての質問に嫌な顔せずに答えてくれて、心地良い時間を過ごすことが出来た。

 

調理も終わり、みんなで食事タイム!

同じグループの人達が作ってくれた料理を食べさせてもらい、満腹&満足。

私と岡田さんの共同作業で作った杏仁豆腐を見ず知らずの他人に食べさせるのは躊躇したが、全員の『美味しい!』の一言に安心もした。

美味しい?そりゃそうだ。この杏仁豆腐は岡田さんがほとんど作ったんだから。

 

すると、賞味期限間近な女性が一言『あの~先生のこと狙ってるんですか?あの人結婚してますよ』と一言。

それまで一言も話さなかった、30代後半らしき男性も「やっちまったな」という不敵な笑みでこちらを見る。『いや、高校の同級生で、今日は妻と一緒に誘われただけですよ』と反論し、『あっそうですか・・・』と。私が少しショックを受けるところが見たかっただろうが、甘い。

『だからこそ、君たちは賞味期限間近なのではないかね?』

と斜め上から言うこともできたが、無駄な遺恨を残す必要はなかったので、そのまま洗い物をして終了。

 

帰り、岡田さんが『待って!』と走ってきて、紙袋を手渡してくれた。

『ちょっと過ぎちゃったけど』と誕生日プレゼントのサプライズが!未だに覚えていることに驚く。

なんて女子力なんだ!

妻も『わざわざありがとうございます!』と感謝して、その日は帰宅。

『いい人だね~』と妻。

『そうだね』と、そこまで嬉しくありませんよ風を装い家路に着く。

 

家に着き開けてみると、中にはTシャツが2枚入っていた。

私と妻それぞれに用意してくれたようだ。

旦那さんだけでなくファッションにも敏感な岡田さんは全てに於いてハイセンス。

無地ながら使い勝手が良さそうなTシャツを貰えて妻も満足。

こういう抜かりのないおもてなしは相変わらず。

 

早速岡田さんから貰ったTシャツを着て仕事をしている。

私が岡田JAPANに招集されるのはいつになるだろうか?チャンスはないだろうが、訪れる日に備えて日々精進していきたい。

少なくとも今の私が着ているTシャツに書かれている『Dog King』という文字に負けないように。。。