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さよなら妄想

現実と妄想の狭間で

気が進まない出版記念パーティーに参加し、ビジネスチャンスを掴んだ。

仕事

『ビジネスチャンスはどこに眠っているか分からない。』

かつての上司が口酸っぱく言っていたセリフだ。

興味ないセミナーなどにも積極的に参加し、人脈を構築する。賛否両論あるが、こうした地道な活動が後に活きてくる可能性も0ではない。

しかし、個人的には苦手というか面倒で、キャンセルすることもしばしばあり、その度に『アソーはまだまだ』そういう嫌味を散々言われてきた。

 

そんなパーティー嫌いの私でも断れないケースが稀にある。それは現在関わりを持つ人が開くパーティーで、本人から誘いがあった場合。

このようなケースの場合は完全に仕事と割り切り参加するようにしている。

先日もそんな”仕方なく”ある人の出版記念パーティーに参加してきた。

出版記念パーティー

場所は虎ノ門ヒルズ。

私のような人間が似合う場ではない。

『ちょっとしたパーティー用のドレス』とはこの為にあるのだろうか。

到着したのはパーティー開始10分前。慌てて来場受付で名前を名乗り、新しく発表した本と過去の書籍合わせて10冊以上の荷物を受付嬢に頂いて会場へ入る。本が重い。。

 

中へ入ると、既に様々な箇所でシャンパン片手に談笑が始まっていた。

集まったのはジュリアナ世代を謳歌した40代後半らしき厚化粧な女性、ハンドバックを小脇に抱えたバブル世代のおじさま、そして二十代らしき男女と、約五十人といったところか。

こういう場に何度行っても慣れない私は会場の隅に荷物を置き、シャンパンを手にしてじっと待つ。しばらくすると、こちらもジュリアナ世代らしきの女性が、誰も特をしない谷間を強調したドレスで壇上に立ち、挨拶を始めた。

 

「本日の司会を務めさせて頂きます、◯◯と申します・・・」

司会者なら端で進行を進めればいいのに、なぜか壇上へ。このパーティーが有料であるならば、このジュリアナ谷間で既に大損だ。

微妙な挨拶が終了した後に、いよいよ本を出された方が登場した。(以下本さんとでも言おうか)本さんは登場するなり得意の小ボケで会場に笑いを生む。

さすがに年に何百回と大勢の前で話しているだけあって面白い。

 

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本さんの挨拶終了後は、オシャレな料理が運ばれてフリータイム。

10以上に別れたテーブル一つ一つに本さんが丁寧に周り、ウフフオホホと他愛もない会話が会場を包み込む。こうした活動が人望と人脈を得ているのだろう。

 

帰りたい。。。

 

パーティーのこの時間をどう活かすが、次のビジネスに反映される。

他を見ると名刺交換が行われていた。動きべきタイミングはここだろうと分かっていても動けない。居ても立ってもいられなくなり、私は喫煙所へ逃げた。これも毎度のパターンだが、この日の喫煙所ルームには、私と同じようにこの時間を有意義に過ごせていないだろう表情を浮かべる人が数名いた。

 

タバコを1本吸い終わってから、意を決し会場へ戻ると本さんとオカマちゃん(ゲスト)による、トークライブイベントが始まっていた。

トークライブイベントは、オカマちゃんの相談に本さんが乗るというもの。

全く打ち合わせをしていなかったのか、プロジェクターに映し出される内容とトークが噛み合ってなかったり、ところどころPCが固まったりのミニボケトークライブはオチがないまま終わってしまった。そしてまたフリータイム。

 

「アソーさん!」イベント終了を察知し、入口付近に荷物を置いておいた私はそそくさと帰ろうとしたが、気づいた本さんが走ってきた。

「料理も美味しかったし、本もこんなに沢山頂けてありがとうございます!」

「いえいえこちらこそ!引き続き宜しくお願いします。」

「こちらこそ!」

最後は固い握手。出来る人だ。

※ちなみに本さんとの関係性は、本さんの会社HP案件。


帰りの電車、頂いた本の重みが疲労度を加速させた。中を見ると、本さんに関係ある人の書籍まで入っていたことが分かった。

タイトルを見る限り、自己啓発。

『自分らしく・・・』

『本当の・・・・』

私が大嫌いな言葉がタイトルに含まれた本を抱えて電車に揺られて家路に着いたのは22時頃。

 

お風呂へ入り、寝る準備をしてからパソコンを立ち上げる。

ネットサーフィン?否!今日貰った本10冊以上を全てamazonに登録する為だ。中には既に新書ではないものもあったようで、価格が上がり少し心が踊った。

30分もしないうちに全ての出品作業が完了した。

 

結果的に7日以内で全ての本を販売することが出来た。利益にして、約25,000円前後。あれだけ毛嫌いしていたパーティーが華やかに思えた。ビジネスチャンスは確かに存在した。